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加藤泉

Izumi Kato

加藤泉

胎児のような不思議な生きものを大胆に描き出す加藤泉。
絵筆を使わず自らの指を使って描き出された生命体は、 どこかプリミティブで不思議な存在感を漂わせる。
加藤の多くの作品は「無題」とされているが、加藤は作品に特定の意味を与えず、観る者に自由な解釈を委ねているのがその所以だ。

2004年から木彫作品を発表し、近年はソフトビニールを使った立体作品を制作している。
2007年には第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際企画展に参加し、世界のアートシーンで一躍注目を浴びた。

2016 年のシンワアートオークションでは、2m超の油彩作品が、1700万円で落札され、北京や香港で開催されたオークションでも1mほどの大作が400万円近い価格で落札されている。
これは、フランスのトップギャラリーであるペロタンでの取扱いになったことが大きく、今後も世界中で人気が高くなることは間違いない。
欧米、アジアを問わず国内外に根強いファンを持ち、今後も活躍が期待されるアーティストの一人である。

1969, born in Shimane, Japan