大阪のグラフメディア・ジーエムにて、2005年7月から約1ヶ月にわたり開催された「MELO」展。名前の通り、展示空間が、7つのドアにつながる「迷路」になっており、観客は懐中電灯を手に持って、壁に貼られたポンニミット氏の原画のストーリーを追いながら迷路内を進んでいくという、体験型の展覧会でした。突然の停電にすったもんだする主人公は、ポンニミット氏が好むキュートなキャラクター、マムアンちゃん。よしもとばなな氏の『なんくるない』表紙にも登場したことでご存知の方も多いのでは?迷路入口の一番最初に展示された特に貴重なオリジナル原画です。暗闇で何かを発見した様子のマムアンちゃん。マナオとしたくんに呼びかけている様子が描かれています。この描写力はさすがです。