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抽象表現主義最後の世代であり、ポップ・アート誕生の土壌となったネオ・ダダの開拓者として戦後のアメリカを代表する画家、ジャスパー・ジョーンズ。1954年の作品『旗』、1955年の『石膏型取りターゲット』で一躍注目を集め、当時のアメリカ美術界のトップに躍り出ました。旗や標的など二次元的なもの・数字やアルファベットなどの実体を持たないものをモチーフにすることで絵画を見るという行為の再構築を図りました。蜜蝋を用いた画法によって塗りの筆跡を残しながら厚みのある二次元性を示唆し、絵画の曖昧さを排除した作風で知られています。

Buttocks

Buttocks
SOLD OUT

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リトグラフ

サインSignature
あり Yes
EDITION
ED 34/49
制作年Year of Creation
1974年
サイズSize
86.5x 67.8 x3cm
作品の状態Condition
作品に波打ち、所々に僅かな染み、シワがあります。
額仕様Frame Specification
白木/浮かし
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約4週間
特記事項Notices
作品IDItem ID
20628

Profile

1930年5月15日、ジョージア州オーガスタ生まれ
「私は3歳のときから絵を描き始め、それから止めたことはない」というジャスパー・ジョーンズは幼い頃に両親が離婚し、親戚の家を転々とする。
1948年ニューヨークに出てパーソンズ・デザイン・スクールに通うが経済的困難のため中断。
兵役後戻ったニューヨークでラウシェンバーグと出会い、ショー・ウインドウのディスプレーの仕事を始める。
1954年最初の「旗」の絵を制作。数年のうちに「標的」、「数字」といった代表的主題の作品を相次いで制作。
58年キャステリ画廊での最初の個展でニューヨーク近代美術館が3点を購入したほか20点出品の18点が売れた。
独学でアメリカ美術界のトップに躍り出たジャスパーの作品は蜜蝋(エンコスティック)を使用したりオブジェを取り付けたりユニークな技法上のアイデアと精妙な技術によって成り立っている。
心理学や哲学特にヴィトゲンシュタインの熱心な読者であり、セザンヌ、デュシャン、ピカソの研究者でもある。
1996-97年ニューヨーク近代美術館、ルートヴィヒ美術館、東京都現代美術館を大規模な回顧展が巡回した。

1930年 ジョージア州、オーガスタに生まれ
1954 年 ラウシェンバーグと知り合い、ウインドーディスプレイで生活費を稼ぐ
1958 年 レオ・キャステリ画廊で個展
1959 年 デュシャンを知る
1973 年 クロスハッチングを用いた制作を始める
1977年 ジャスパー・ジョーンズ回顧展 (ホイットニー美術館、ポンピドー美術館、西武美術館など、世界各国を巡回)
1986年 版画展開催 (ニューヨーク近代美術館のほか、ヨーロッパ、日本を巡回)
1988年 第43回ヴェネツィア・ビエンナーレで大賞受賞
1990年 ワシントン、ナショナル・ギャラリーで「ジャスパー・ジョーンズの絵画」展バーゼル、ロンドン、ニューヨーク(ホイットニー美術館)へ巡回
1993年 高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門受賞
1996年 ニューヨーク近代美術館で回顧展(ケルン、東京へ巡回)

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