日本写真界の新世代を代表する象徴的存在として、多分野で活躍するフォトグラファー ホンマタカシ。その出発点ともいうべき「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」(1998年/光琳社出版)は、駐車場や住宅地、団地の中庭といったどこにでもある東京郊外の風景と、そこで今育っている子供たちを撮影の対象としたもので、劇的な展開を一切排除した、日常の中の「リアル」な風景が淡々と広がっています。第24回1998年度木村伊兵衛賞を受賞し、その後の写真表現の潮流に決定的な影響を与えた、記念碑的な写真集「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」よりホンマタカシ自選による、2枚組作品を限定20部でエディション化しました。