包まれた缶と瓶
クリストのサイン・ナンバー入りオリジナル・リトグラフです。
50年以上にわたって大規模な環境芸術を手がけてきているクリストですが、その出発点は、身近なオブジェを布やビニールと紐やロープを使って包み込んだ作品でした。
このリトグラフは、その最初期の作例である、瓶と缶を包んだ1958年の作品をモチーフにして、2004年に制作されたものです。
自らの創作活動の原点を回顧するように描かれたこの作品は、作家の卓越した素描力と豊かな表現力をみています。
ドローイング、コラージュ作品とともに、当作品のようなサイン・ナンバー入りのオリジナル版画は、プロジェクトを実現させるための大切な資金源となっています。