JavaScript を有効にしてご利用下さい.
東京芸大では西洋絵画の古典的な技法による、細密なテンペラ画に没頭し、その後、大学院で本格的に日本の伝統木版を学ぶようになります。この二つを学んだことによって、若林の描く作品には、描写の美しさに加え、木版特有の木目や、摺り跡、墨のぼかしが味わい深く表現されています。言葉で人に何かを伝えるのは難しいけれど、制作を通してなら、気負わずに「自分」を吐き出せると話す若林の作品には、彼女の豊かな感情が、温かな色調に彩られたユーモラスな形によって素直に表されています。
若林佳代子
Kayoko Wakabayashi
木版、パステル、色鉛筆
Wood printing
1999年 東京芸術大学美術学部油画科卒業2001年 同大学大学院版画研究科修了2002年 同大学大学院版画研究科に研究生として在籍2008年 第1回全国土佐和紙はがき絵展2007年 第5回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ Contemporary Artist 4 JAPAN(バングラデシュ) 自画像の証言展(東京芸術大学美術館:陳列館)2006年 まちなかアートギャラリー(静岡:ASAI) 個展(信州蓮華寺) メルシャン軽井沢美術館ギャラリー 第26回八千代市芸文協美術展2005年 湖龍展(伊那文化会館) 二人展(八ケ岳美術館) 2004年 あおもり版画トリエンナーレ2004展 個展(信州高遠美術館ギャラリー)2003年 第3回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ展2002年 第5回高知国際版画トリエンナーレ展 第10回プリンツ21 グランプリ展 第2回山本鼎版画大賞展(上田)2001年 第2回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ展 第69回日本版画協会展(東京)2000年 第68回日本版画協会展(東京)1999年 第28回現代日本美術展(東京) 第1回山本鼎版画大賞展(上田) 俵賞展「俵賞」