2001年1,094点の0号作品を組み合わせて発表した「The City in Motion」から17点。2002年231点の0号作品を組み合わせた「The Window in Motion」から3点。どれも玄関先や階段脇、洗面所、などどこでも気軽にかけられるカジュアルな小品。皆シンプルで小さいけれどシックな色調からゴージャスな雰囲気まで、色彩を使い分ける若き達人画家のなせるものだ。
テーマは身近に見かけるものたちのシルエット。それぞれのイメージの位置がピッタリ決まっている。カワイーと思えるのは多分サイズのせいだ。どの作品も100号に拡大しても文句ないような、つまり構成が堂々としている。エドワード・ルッシェの作品と並べてみたいほどだ。静的イメージにはダイナミックな色彩が付され、動的なイメージには落ち着いた色彩。動きのあるイメージは運動神経の良さつまり動的視力の良さがうかがえる。
どんな部屋にも1点あるとインテリアがしまってくる。マイナスイオンを発してくれそうな、フレッシュなキャンバスたちは選ぶのに苦労するかもしれない。
(猫・しっぽ) 恐竜にも見えるかもしれないが、頭を何かに突っ込んでる猫のしっぽがカワイー。粗い目のキャンバスが存在感を強調、手ごたえのある1点。
The world is beautiful.In the view seen as usual, in the wayside, in the room and in the train. The beauty waits us. In a kind of place where usually turns away our eyes, hate and even pass off.The beauty keeps on waiting us.On a sunny day, a cloudy day and even rainy day.The beauty keeps on waiting to be found out by us.When we watch slowly and carefully with contemplation, the beauty starts shining with "thank you".