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芸大大学院卒業後,95年頃から「プライベートゾーン」というタイトルで映像や写真作品を制作してきた永島京子は地下室や使用されなくなった建物の内部や二重螺旋構造の建築物といった室内で撮影してきました。初の試みとなった野外での撮影に挑んだ作品が今回の「TUNE」です。新緑の森の中を歩き回るモデルの動きが様々な角度で捉えられ,レンチキュラレンズをより効果的に用いた作品に仕上げています。ミニマルな室内空間から自然の風景へと移行し,生命感溢れる画面となっています。
永島京子
Kyoko Nagashima
レンチキュラレンズ、アクリル額付、桐箱入
Lenticular lends, with acrylic flame, in a paulownia wood box
1970年東京生まれ。東京芸術大学絵画科油画専攻卒業、同大学院美術研究科修士課程修了後、制作活動を始める。当初は絵を描く為に撮影していた写真に惹かれ始め、やがて映像と写真を自身の制作のメディアとし、活発な活動を開始、現在に至る。レンチキュラレンズを用いた平面作品が好評を博し、国内はもとより、海外から熱い注目を集めている。