”密度” をキーワードにドローイング作品を制作しています。
モチーフは花や虫、動物達、時には少女であったり様々です。
その時に描きたいと思ったものを直観で選びますが、可愛らしいもの、綺麗なもの、小さなもの、姿形が面白いものが好きです。
しかし実際に道端や森の中、動物園で見かける彼らは身体の一部がちぎれていたり、虚ろな目をしていたり、時には死にかけていたりと、あまり楽しそうに見えないことが多いです。
そんな時、自分の持っていたイメージとのズレに驚きますが、それと同時に生きる意味って何だろう、と答えのない不安や焦燥感に苛まれます。
日々生活する中で生まれては消えていくそんな気持ちを抱えながら、生きている彼らの姿や痕跡を愛おしく描きたいです。