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回転するフィギュアには永遠性(ループ)、次元、時間の流れが内包されており、物理的回転を含む様々な回転の概念をキャンバスへと可視化することをテーマとし制作しています。
東麻奈美
Manami Higashi
パネルに綿布、油彩
Oil and cotton on panel
「自身の作品における”回転”は永遠性(ループ)・次元・時間の流れを表している。 軸を中心とした物理的回転、 高次元化の基礎的な概念としての数学的回転、あるいは輪廻転生といった宗教的な意味をもつ回転。 そういった様々な観点において、現代の日本文化を象徴するもののひとつである美少女フィギュア”をモチーフとしそれを回転させるという行為は、 それ自体が内包する多種多様な回転の概念と共に時間の流れを表現しているのである。現代的なモチーフと油彩という古典技法で描くこともまた、 大きな時間の流れを感じさせるひとつの方法だと考える。そしてなにより、キャンバスに描き閉じ込めることによってモチーフは永遠に回転し続ける存在となるのである。」 1988年 神奈川県横浜市生まれ 2011年 女子美術大学芸術学部洋画学科卒業 2013年 女子美術大学大学院絵画研究領域修士課程修了