NATURE series
花や、木々のカタチは美しい。目に見える形だけでなく、目に映る印象としての線や色を読み解いてキャンバスに描きうつす。
それは時に、筆のストロークに置き換えられ、余白の白が光になる。美しいととらえた対象から、さらに「あるもの」を引き出していく、ミクロな視点。絵具をのせて描いていくということで、映し出されている形態や重なり合う空間の美しさの中から、さらにより描きたいもの・自分の感覚と印象へ近づけるため再生と構築を繰り返し、自然(植物)の色や形(表情)を読み解いていく。
そこに息づいているひとつの存在が醸し出す色や温度を読み解くように塗り重ねられていく作品。