ERICO氏が一貫して描き続けているのは、耽美的な面立ちの女性を中心とする、メランコリックな「乙女画」。水彩色鉛筆とインクペン、アクリル絵具をミックスして描くその世界には、乙女と対極的なバッドイメージも調合され、甘辛ミックスのファンタジーに仕上げられているのが特徴です。グラフィティ系のフットワークと、女性らしい優美な描線との絶妙なハイブリッドがユニーク。やや懐古的なロマンティシズムの香りもアパレルブランドとの相性がよく、各所でのアートフェアや展覧会、インストアイベントなどで熱心なコレクターを増やし続けています。