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日本の甲虫をモチーフにした架空切手図案シリーズ。 ホタル (額装は天然木の為、色、木目にバラツキがあります。)
益田由二
Yuni Masuda
ミクストメディア、顔料プリント
mixed media
略歴 東京造形大学造形学部卒業。 卒業後は印刷会社デザイン室、写真ラボに勤務しながら街をテーマにした写真展等に参加。 2010年頃から絵を描き始め、ユニット名でアートイベント等に出展。 2011年「Design・Festa vol.33」メイングラフィック・アーティスト に選出され、チケット・パンフレットデザインを担当。 以後、益田由二の名義で画家・イラストレーターとして活動を開始。 2015年台湾にて初個展。 ステートメント 切手、燐寸箱、加留多、テキスタイル、図鑑、道具など身の回りにある雑貨、図案、タイポグラフィなどに着想を得て、ユーモアや皮肉を加えて再構築しています。人間の仕事に昆虫や動物を当てはめた図案や、左右対称を意識的にずらした構図や絵と文字の組み合わせによって、現実世界との微妙なズレ、歪みの面白さを楽しみながら制作しています。 技法では、日本画の繊細な線画を意識し、特に骨描き(彩色に入る前に墨で輪郭線を引く技法)には拘りを持ち、墨汁または黒インクを使ってガラスペンで描画しています。下絵をデジタル処理で色版(レイヤー)に分け再合成し、出力には高精細なジークレーを採用、顔料インクのマットな質感がシルクスクリーン印刷に近い発色を生み出しています。 2017年頃台湾での個展中に日本文化のファンと交流し、自身を育んだ風土を再認識した経験から、古典芸能を習い始め、ジャンルを超えて「表現すること」の意味を考え始めました。 近作では、これまでの作品の特徴である線で平面を埋め尽くしている意味のある言葉と意味のない擬音、ノイズが入り混じった混沌と紙一重の調和世界から、より空間を意識した背景のない構図に移行しています。他、下地に写真を使ったり、デジタルに更にアナログで手を加えて反復や多層的なテクスチャを試みています。 主な展示・受賞歴 ・2012年 「HB Gallery File Competition Vol.22」特別賞・同受賞者展 (HB Gallery・東京青山 ) ・2012年「第一回東京装画賞」一般部門入選 ・2013年 「タイムカプセル~未来に届けるアート展~」(東京・世田谷美術館) ・2013年「Geisai #19」Point Ranking 7位入賞 ・2013年「Geisai #19」受賞者展(Hidari Zingaro Gallery,Kaikai Gallery・東京中野) ・2014年「 Yuni Masuda Illustration Exibition」(Contenart Gallery・東京新宿) ・2014年「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」TDW ART FAIR ・2015年「甲虫切手画撰ーコウチュウキッテエエラミー」台湾巡回個展(高雄市・No.18空島gallery) ・2015年「TOKYO ART BOOK FAIR」 ・2015年「甲虫切手画撰ーコウチュウキッテエエラミー」台湾巡回個展((台中市・smohouse gallery ) ・2016年「甲虫切手画撰ーコウチュウキッテエエラミー」台湾巡回個展((台北市・小路上藝文空間) ・2017年「仕事の虫~甲虫切手画撰展~」個展(gallerìa青猫・東京) ・2018年「in the daily room」展(Gallery Face to Face 東京) ・2020年「About "distance」~「About "crossing」(Gallery Face to Face 東京) ・2021年「Make the KNOTS」(Gallery Face to Face 東京) ・2021年「TAGBOAT ART FAIR 2021 ・2021年「アート解放区ESTS人形町」 ・2022年「TAGBOAT ART FAIR 2022 ・2022年「Small Art Collection」(阪急Men’sTokyo) ・2022年「ANIMALIA」(Gallery Face to Face・東京) ・2022年「CORE part10」(阪急Men’sTokyo) ・2023年「いろはCarta展」(Gallery DAZZLE・東京)
Style She creates works composed of an exquisite, unique stroke used digital processing to delicate drawn lines with pen‐and‐ink sketch. She was inspired by art miscellaneous goods and designs such as stamps, match boxes, cards, textiles, and pictorial books that are commonly seen on an everyday basis. "The world of beetles" she continues drawing from 2013 is the imaginary stamp design series based on the Japanese beetle. She draws with a glass pen on drawing papers. She uses digital processing to a drawn line with analog style and printed on Japanese paper. Brief personal history She graduated from Tokyo Zokei University. She worked in a design office, a photograph laboratory after graduation. she participated in the photographic exhibitions that featured the theme of a town while working. She began to draw pictures from about 2010. She started her career as a painter, an illustrator under the name of Masuda Yuni at home and abroad from then.