本物の人食い鮫や、真っ二つに縦切りした牛の親子をホルマリン漬けにした作品など、その奇抜なコンセプトでブリティッシュ・アート界をリードし続けているダミアン・ハースト。作品自体がもつインパクトは勿論のこと、コンセプトである「生と死」が交差する瞬間の暴力性はいつも話題となります。2005年にリリースされた新シリーズ『New Religion』も大好評で、さらに人気が上昇中です。本作は、“The Acquired Inability to Escape, Divided. The Acquired Inability to Escape, Inverted and Divided. And other Works.”と題された展覧会タイトルが印刷されたカード。大聖堂で有名なドイツ・ケルンにあるGalerie Jablonkaで制作された50部限定の作品です。正方形のカードを縦半分、横半分にカットした4枚がギャラリーの封筒にセットされています。イメージのように少しずらして配置するもよし、封筒を並べてレイアウトするもよし、または縦横バージョンを別々に額装するもよし、と幾通りにもアレンジが楽しめます。