タロットは全部で78枚あるが、 うち0番から21番までの22枚の寓意で構成されたものを大アルカナと言う。
タロットは 引いたカードをもとに自分や他者の無意識に問いかけることで問題の解決を行なうもので、占いと言われているけれどとても合理的な自分の内省方法である。
この作品はタロットカードの大アルカナの1、The fool(愚者)を描いている。
タロットカードは別名「愚者の旅」ともおり、0の数字を持つ愚者が旅をし、22枚目でThe World(世界)」となる。そして、また新しく0からスタートして旅を始める。
大人になり余分な知識や欲、常識等を身につける前の純粋で自由な存在が表されているのがこの,The Fool(愚者)である。