色とりどりのタイルピースを造形し貼り合わせて絵を構成する、ユニークなタイルモザイク手法で創作を続けている落合香木(かなぎ)氏。つややかな素材質感をいかしながら、タイルを自在にマトリクス化して童話のワンシーンのように温かみのある描画を創出。おもに少年や少女の感受性の世界へ、自己の内面を投影しながら表現しています。室内装飾にぴたりとマッチする絵として、おすすめです。
本作は合計50点で構成した2018年の大作「理のこども」シリーズからの1点。個展「白い午後」(2018年、仙台・SARP)で展示され好評を博しました。お求めやすく飾りやすい、こぶりなサイズも魅力です。