青森県出身、愛知県在住の画家の工藤千紘と、秋田県出身、岐阜県在住のデザイナー大山千尋でランダムに言葉を出し合い、その言葉を元に制作した作品。
〈コンセプト〉
自分の姿を自分で見ることはできない。自分を認識するには他(それは人だったり、鏡だったり、影だったり、まわりにちらばる多様な存在)を通してでしか知ることができない。そしてその多様な存在には呼び名がついている。しかしモノ、コト、それらは漠然にそう呼ばれているだけで本当は違う存在なのかもしれない。わたしたちから離れた言葉は、お互いに取り込まれて新しい意味となる。自分から出て他人と混ざった言葉を新たに反芻することで、再び自分を見つめる。