以前は毎年3月初旬に行われていた祭り、布川の花まつりの中の湯ばやしの舞と日常生活ををミックスした場面を描いた作品。
湯ばやしは若い男の人達が手に持った藁束で、(実際は)かまどの湯を周りの祭りを観ている人々に振り撒きながら舞い、その湯を浴びた人の無病息災を願う演目です。私もコロナ禍の前に2度ほど実際に観たことがありますが、夜通し行われた祭の、ちょうど夜が明けた頃に行われるのですが、観ているだけでパワーをもらっていました。
特に自粛の期間には行動が限られる中、食は癒しであり心身を守るものだと実感し、コンロで鍋に湯を沸かすことが、湯ばやしと重なって思えたことからこの絵の構想が決まりました。
※湯ばやしを描くことについては布川の花まつり保存会様にご承諾いただいています。
※裏面に吊り下げ用の金具と紐が付いています。