24hoursシリーズについて
ひとつの人物像につき24時間という枠組みの中で木を彫っている。
街を歩いて偶然出会った気になる人や一瞬の出来事を、文字や絵で書き留めたり、身近な人に話すつもりで制作しており、特に、その人物から感じ取ったイメージやその場の環境、自らがその時々に影響されていることなどを取り入れて形にすることを意識している。
他者など匿名の存在をモチーフとして、記憶の中の曖昧なイメージを忘れないために空間に存在させることを目的のひとつとしている。それはつまり他人を介す曖昧な存在である自分自身の投影である。
About the works of "24hours series".
I carve the wood within the framework of 24 hours for each figure.
I am especially conscious of incorporating images I perceive from the person, the environment of the place, and my own influences at the time, and give them form.
One of my goals is to use anonymous beings such as other people as motifs, and to make them exist in space so that we do not forget the ambiguous images in our memories. In other words, it is a projection of myself, an ambiguous existence through others.