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少女たちをメインモチーフにしながら、私たちの日常と空想の行間に横たわっている微妙な情感を丁寧な筆使いで描き続けている、菅野麻衣子氏。絵の人物たちは子どものような身体バランスを持ちますが、それらは菅野氏自身の分身のようであり、老若男女問わず共感できる一人芝居を演じて魅了するように見るものの心へ入り込んでいきます。絵のシーンの前後に長い物語性が感じられ、深読みしたくなるディテールが満載。アクリル絵具によるオーソドックスで鮮烈な塗りと、見るものをワクワクさせるカラー設計、そして着想豊かな構図の掛け合わせにより比類のない世界観を構築しています。

本作は菅野氏のアクリル画近作から自薦の1枚です。岩手県遠野市での生活からインスピレーションを受けて制作される作品が多い菅野氏。「年中行事や神事が今でも盛んに行われ、神や妖怪が多く住むといわれる不思議な土地」である遠野を民俗学の視点で捉えるように表現しているとのこと。本作は、呪いとまじないがテーマになっています。

個展「ココ△」(2022年、仙台市・中本誠司現代美術館)にて展示され好評を博しました。

草木夜

untitled

Maiko Kanno

SOLD OUT

More Details

キャンバスにアクリル絵具

acrylic on canvas

サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2021年
サイズSize
22x 31.8 cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
※木製パネル貼り(そのまま掛けてもお楽しみいただけます)。
作品IDItem ID
66168

Profile

1983年、宮城県生まれ。2006年、東北生活文化大学生活美術学科を修了。以後、精力的に作品制作と国内外での展示活動を展開中。ロックバンド「Brian the Sun」のCDジャケットや仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」の券面デザインでも知られる。近年の個展に「SATURDAYS」(2022年、恵比寿・AL)、「ココ△」(2022年、仙台市・中本誠司現代美術館)など。2018年、佐々木喜善賞(遠野文化奨励賞)を受賞。現在、遠野市在住。

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