梅に鶯という言葉は聞きなれていて、響きがいい言葉。実際には梅の木にはメジロが来るのだけれど、どうしてもぱっと出てくる言葉は「梅に鶯」になってしまう。
「梅に鶯」は春の訪れを告げる二つの調和のとれた美しいさまの例えで、花札の頃から日本人の記憶に刷り込まれているのかもしれない。
この作品はメジロだけれども、まだ肌寒さが残る季節に控えめに咲く梅に訪れるメジロを見ると、そろそろ春が訪れる予感がする「梅に鶯」な気分にワクワクする。
梅の花は立体的になっています。ビーズのきらめきとともに、いろいろな角度から楽しんでいただけると嬉しいです。