古い映画の1シーンや古本やネットで拾った画像、Aiで生成したデータなどからサンプリングした素材をコラージュのように組み合わせ、原初的なメディウムであるキャンバス上の油彩やアクリル画などに置き換えてデジタルとアナログの間で摩擦を起こし、時空の歪みのような新たな心象風景として描き出していく。「なんの目的意識もなく面白そうだと思うイメージを集めて繋ぎ合わせていくうちに思いもよらない絵となり、人間がコントロールのきかない“わからなさ”で行動していることの表れを作品に落とし込んでいる。
※木枠のないキャンバス画布のみの状態です