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〈LINE〉シリーズ(2019-)は街中の記号(道路標識、カラーコーン等)をモチーフに制作され、錯視や視覚の原理を利用した彫刻作品群です。サインを模したこの作品を見た時に私たちは無意識のうちに会場内を動き回り色を楽しむ体験をするでしょう。そんな視覚的な色のリズムを楽しむことからサカイは視知覚とは何なのかと問いを投げかけます。本作品は見る行為そのものをとても意識して新たな色の体験ができる作品です。
サカイケイタ
Keita SAKAI
アクリル・合板
Acrylic on Plywood
1997年 東京都生まれ。 2017年 東京造形大学造形学部彫刻専攻領域二年次修了 2019年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業 2021年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了 ディスレクシア(読み書き困難)による知覚の特性を出発点として、識字に関する「認識のズレ」をテーマに彫刻を制作している。日常の些細な行為を作品に織り込み、認識の曖昧さ(ヒューマンエラー)を考察しながら活動を行う。作品を通して知覚とコミュニケーションにおける新たな視点を探る。2019年CAF賞最優秀賞受賞。2020年公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第4期奨学生。群馬⻘年ビエンナーレ2021入選。WatowaArtAward2022入選。神戶アートマルシェ2023入選。WatowaArtAward2023準グランプリ・⻤頭健吾賞受賞。 主な個展に、「Underline-生活の記号と関わる」(8/CUBE+COURT、東京、2020)「codecode」(KITTEmarunouchi4F、東京、2021)「COLORS-色彩変奏曲」(拉姆美術館、中国、2021)「PLAY-PatapataNurinuri」(A.R.C生活空間、中国、2022)