映画「STAR GATE」はいつ観てもワクワクする。遺跡で発見した巨大な“環”の謎を解いたら、それは異世界へ通じるゲイトだった。
私は、神社の鳥居や寺などの開かれた門をふと見るたびに「これはまさにスターゲートだ!」と思う。謎解きをしなくても、既に開かれ待ち構えているではないか!
映画ではゲイトの先はキラキラした世界は待っていなかったが、それでも私はゲイトの向こうには、きっと何かが待っているだろうとワクワクする。
私はそんな一歩中に入ったら別世界へ迷い込んだかのような作品を作りたい。それは自分という存在、今までのすべての記憶を空間に埋め込み、次の何かを探し見つけ信じ、固定概念に縛られることなく自由に生きる事を自問自答している。
私の作品がスターゲイトのようなワクワクする開け放たれた扉になればいいと思います。
この作品は、2009年第12回岡本太郎現代芸術賞 入選の作品「スターゲート」で展示された作品の中の一つです。