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一見するとよくあるありふれた光景であるが、実際には2つの異なる空間(半分は鏡による像、半分は実空間の光景)が混在している。そのためピントの合う範囲が異なっていたり、2つの空間の境目には建造物が消えかかっていたりする。どちらも撮影時に同時にその場に存在した実体と虚像による光景であり、 しかしながらそのことをこの画面から判断するには相当な注意を要する。
インターネットと現実が物理的にも思考的にも地続きになり、物事の真偽が絶対ではなくなりつつある中、1枚の画像が現実のキャプチャであることを雄弁に語れる余地はもはや残されていない。写真が現実のコピーと称されることに立ち返り、その像の行方-像が現実を規定する-を画面に構成する。

反複-像 0005

Repeating Simulacra 0005

Hiromasa Maeda

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 25,500
箱代/額装費Framing Price
¥ 6,036
消費税Tax
¥ 3,153
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 34,689
             

More Details

写真/インクジェットプリント

Photo / Ink jet print

証明書Certificate of Authenticity
タグボート発行証明書ありExist
サインSignature
あり Yes
EDITION
ed-/3ed-/3
制作年Year of Creation
2025年
サイズSize
30.5x 25.4 cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
シルバー、マット(白)framed
額寸Frame Size
36x 28x 4cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
作品IDItem ID
75871

Profile

2018年 武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業
2020年 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了

映像が持つ時間軸やフレーム、スクリーン、情報量(解像度)、レイヤーなどから着想した制作を軸とする。
近年は都市をモチーフとした制作を中心に行う。現実と虚構の境が失せつつある中、都市空間における反射などの物理現象に着目しながら「アンリアルなリアル」が現れる状況を蒐集・制作することで、おぼつかない世界の危うさとおかしみを探求する。

主な出展歴
tagboat Art Fair(都立産業貿易センター浜松町館、東京、2021~2025)
マルチレベル・インターセクション(DDD ART、東京、2024)
Post Image(ASTER、石川、2022)
アート解放区GINZA(銀座髙木ビル、東京、2020)
MEDIA PRACTICE 19-20(東京藝術大学元町中華街校舎、2020)
岸に立つ(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2019)
平成29年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学、2018)
映像は死んだのか?(武蔵野美術大学課外センター、2017)

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