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細腕で丹念にアクリル絵具を運び続けて描き出される煌めきの風景と、そこにたたずむ少女や天使像。それらは彼女自身のアバターであり対話者です。絵の各所へ配される灯火や光のアクセントが特徴的で、時にイルミネーションのようなスケール感で、また時には星の瞬きを思わせる微かな気配となって物語性を増幅します。

高い粘度をもって全体を覆うアンバー気味の彩色は、母胎のように深い心象風景の奥行きを思わせ、印象的に発光する光輪が、そこに生命を宿そうとする祈り、聖なるものへの憧憬の強さとして伝わり見るものの心を打つのです。

童画のようにピュアな感受性をたたえつつ、独特で細やかな技法をもって儚さと普遍性とを併せ持った世界観として描出できる異才によって、さかい氏は美大在学中より注目を集め、卒業と同時に地元仙台市を拠点としながら発表活動を始めました。一貫したコンセプト展開が見込める安定感や、成長見込みが期待を集めている新鋭です。

本作は、彼女の代表作のひとつ。「Independent Tokyo」をはじめ、個展「星をさがして」(’25年、仙台市・ギャラリーウィンドミル)などで展示され、宮城県芸術祭絵画展公募の部で優秀賞を受賞した作品です。彼女自身がかかえる、慢性的な両手の痛みというハンディキャップが主題になっています。画面の中の2人が歩いているのは、空想(絵)の中の世界。

「慢性的な両手の痛みは、絵を描く上で大きなハンディキャップだ。周りと比べ、悩みながら生きてきたが、大学時代にその苦悩を作品へと昇華できた時、痛みに意味が生まれたようで初めて救いに感じた。本作品では、現在の自分が、ハンディキャップを受け入れられずに苦しんだかつての自分自身の手を引き、旅をしている様を描いている」(作家ステイトメントより)

そのせかいを愛せる日まで

Until the day I can love that world

Fuka Sakai

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 292,000
箱代/額装費Framing Price
¥ 15,000
消費税Tax
¥ 30,700
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 337,700
             

More Details

キャンバスにアクリル絵具、メディウム

Acrylic, acrylic medium on canvas

サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2025年
サイズSize
116.7x 91 cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
木製仮縁(アクリル板なし)framed
額寸Frame Size
117.7x 92x cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
※既存仮縁込みでのお届けとなります。
作品IDItem ID
78447

Profile

アーティスト。2001年生まれ。東北生活文化大学美術表現学科在籍中から宮城県芸術祭や河北美術展で受賞を重ね、地元の若手登竜門として知られる’24年の同大学内コンクールにて最優秀賞を受賞して注目を集める。卒業記念展「神様のいないせかいで」(’24年、仙台市・中本誠司現代美術館)より本格的にアーティストとしての歩みを始めた。最近の個展に「星をさがして」(’25年、仙台市・ギャラリーウィンドミル)。「Independent Tokyo」や「Young Art TOHOKU」など全国各地のグループ展や公募展でも精力的に作品を発表している。現在、宮城県在住。

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