「initial impulse(初期衝動)」シリーズは、人物を描く際の下書きやドローイング線に「初期衝動」が現れると考え、スプレーによって衝動的に捉えた線を最後にオイルパステルでなぞる作品を制作しています。
効率や最短が蔓延る世の中だからこそ、行動の原点である「初期衝動」を大切にするべきであると私は考えております。
即ち、清書に塗りつぶされる前の下書きの数多な線をあえて表面に残していくことで、衝動の可視化を試みる作品です。
制作前の下書きはせずに、下地処理を施したキャンバスへアクリリックスプレーで一層目に大枠を作成していきます。目線誘導や構図、ポージングを荒い線で描いていき、モチーフのイメージを確定していきます。
そのあと、アクリル絵の具で細かな補色やラインを足していき、最後にオイルパステルを用いて最初のイメージの軸となる線を浮き立たせていく制作手順です。
In the “Initial Impulse” series, I create works based on the idea that an “initial impulse” emerges within the underdrawings and sketch lines that appear when depicting the human figure. The lines captured impulsively with spray are ultimately traced using oil pastels.