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光そのものを作品にしている現代美術家であるジェームズ・タレルの作品をご紹介いたします。
彼は光を知覚する人間の作用に興味を持っており、知覚に働きかけ普段意識しない光の実在を感じさせるようなインスタレーション作品や空間を多く作っています。
作品は、たとえば暗い壁に光を投射して、触れそうで重さもありそうな「光のかたまり」が壁から飛び出ているように見せたり、天井が開いた部屋で空の光の色が時々刻々と変わっていくさまを見せ、それに補色の光を加えて空の色を濃くしたり変えたり、また真っ暗闇の部屋の中に観客を入れて、暗さに慣れてきた頃に光のスクリーンが見えはじめる、といったものがあります。
彼は大学で知覚心理学と数学を学び、その他物理学や航空学、美術などの講義に出席した後、カリフォルニア大学アーバイン校大学院で美術史を、クレアモント大学大学院で芸術修士号を取得しました。以後1960年代後半から発表を続け、世界中の美術館での個展を多数行い、日本でも1995年に水戸市の水戸芸術館で個展を行い、1998年には埼玉県立近代美術館・世田谷美術館他で巡廻展が行われました。また飛行機の免許も持っており、高空の青い光からも作品のインスピレーションを得ています。
この機会にどうぞ、ジェームス・タレルの作品をお求めください。

Eclipse D

Eclipse D
SOLD OUT

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Photography Ilfochrome

Photography Ilfochrome

サインSignature
あり Yes
EDITION
ED17/500ED17/500
制作年Year of Creation
1999年
サイズSize
30.5x 40.5 x3cm
作品の状態Condition
作品全体に細かなキズ有。
額仕様Frame Specification
黒・直貼り
額寸Frame Size
0x 0x 0cm
納品期間Shipping Time
約2週間
特記事項Notices
※作品全体に細かなキズがありますが、鑑賞には差し支えございません。
作品IDItem ID
8734

Profile

1943年 アメリカ合衆国のロサンジェルスに生まれる。大学で知覚心理学、自然科学、美術史を学ぶ
1966年 ロサンジェルスのスタジオで光を使用した実験的な作品を制作しはじめる
1960年代末 アメリカ航空宇宙局内の航空研究所で研究を行う
1969年 サンタモニカのスタジオで、光のインスタレーション『WEDGWORK』を発表
1970年代後半 小火山のクレーターの地下にある通路を掘り、天体運行が昼間でも見えるようなスクリーンの地下施設を作り上げようという『ローデン・クレーター計画』を立ち上げる
1980年 ホイットニー美術館で個展
1982年 自然光に蛍光灯の光をあわせたインタスレーション『レイザー』を発表
1983年 網膜に残像として残る光のインスタレーション『プレアデス』を発表
1984年 サンフランシスコで暗闇の部屋の奥に箱型の空間をつくり、その空間だけを光で充満させたインスタレーション『TRACEELEMENT』を発表
パリ近代美術館で個展
1990年 NY近代美術館で個展
1992年 『テレフォン・プース』や『ライト・サロン』を制作。個人が1人で体験する<パーセプチュアル・セル>シリーズを展開していく
1993年 同シリーズの『ガスワークス』を制作
1994年 ロンドンのヘイワード画廊で個展
1995年 水戸芸術館などで個展
1998年 埼玉県立美術館、名古屋市美術館、世田谷美術館で回顧展が巡回

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