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荒川修作

Shusaku Arakawa

1936年 7月6日名古屋市に生まれる。
1956年 武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)に入学、(中退)。
1957年 第9回読売アンデパンダン展(東京都美術館)に初出品(以降、第13回展まで出品)。
1959年 第11回読売アンデパンダン展に「図式絵画」の先駆的な作品を出品。
1960年 吉村益信、篠原有司男らとネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを結成。 第12回読売アンデパンダン展に《人間「砂の器」》シリーズを出品。第1回ネオ・ダダ展(銀座画廊)に出品。第3回ネオ・ダダ展(日比谷画廊)に出品。最初の個展「もうひとつの墓場」(村松画廊)を開催。この個展が原因でネオ・ダダを離脱。
1961年 第2回個展(夢土画廊)を開催。江原順・企画、江原順と瀧口修造・寄稿。「現代美術の実験」展(東京国立近代美術館)。12月、渡米。以来、ニューヨークに在住。マルセル・デュシャンと交友。
1962年 マドリン・ギンズと出会い、共同作業を開始。
1963年 ギンズとの共同研究プロジェクト《意味のメカニズム》に着手。
1966年 第7回現代日本美術展(東京都美術館)に《作品-窓辺》を出品、大原美術館賞を受賞。
1967年 第9回日本国際美術展(東京都美術館)に《アルファベット・スキンNo.3》を出品、 東京国立近代美術館賞を受賞。
1968年 第8回現代日本美術展(東京都美術館)に《作品》を出品、最優秀賞を受賞。ドクメンタⅣ(カッセル)に出品。
1970年 第35回ヴェネツィア・ビエンナーレ展(コミッショナ-:東野芳明)の日本館に《意味のメカニズム》シリーズを発表。
1972年 「意味のメカニズム」展(ベルリン市立美術館など)を開催巡回。物理学者ハイゼンベルグや生化学者らと交友。
1975年 第7回国際絵画フェスティバル(カーニュ・シュル・メール)で大賞を受賞。
1977年 ドクメンタⅥ(カッセル)に出品。大規模な巡回個展(デュッセルドルフ市立美術館など)を開催。
1979年 ヨーロッパ巡回個展(ベルリン、アムステルダムなど)が継続。「現代美術の最先端-荒川修作」(西武美術館)。「意味のメカニズム」展(国立国際美術館)を開催。個展開催を機に18年振りに帰国。美術評論家、瀧口修造の臨終に立ち会う。『The Mechanism of Meaning(意味のメカニズム)』(第2版、英語版)、『意味のメカニズム』(第2版、日本語版 ギャラリーたかぎ)
1981年 ミュンヘンのレンバッハハウス市立美術館などで個展を開催。
1986年 「前衛芸術の日本 1910-1970」展に出品。(ポンピドゥ・センター)。フランス政府よりシュヴァリエ・デザール・エ・レットル勲章を受章。
1988年 「荒川修作-意味のメカニズム」(西武美術館、セゾン現代美術館)を開催。『意味のメカニズム』再版(リブロポート)ベルギー批評家賞を受賞。
1990年 「荒川修作展-宮川淳へ」(東高現代美術館)を開催。絵画作品と傾斜台による「体験装置」としての作品を発表。
1991年 「荒川修作の実験展-見るものが作られる場」(東京国立近代美術館ほか巡回)を開催。
1994年 デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストハーレン州立美術館に荒川修作の常設展示室が開設。岡山県の奈義町現代美術館に《遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体》を完成。
     1995年 岐阜県養老町に《養老天命反転地》を完成。 第28回日本芸術大賞を受賞。
1997年 「宿命反転-死なないために」展(グッゲンハイム美術館ソーホー)を開催。
1998年 「新しい日本の風景を建築し、常識を変え、日常の生活空間を創りだすために」展(NTTインターコミュニケーションセンター)。
1999年 東京都レインボータウン臨海副都心まちづくりコンペティション特別賞を受賞。
2002年 ギンズとの共著『Architectural Body(建築する身体)』を刊行
2003年 第10回日本現代藝術振興賞、紫綬褒章を受章。
2004年 『建築する身体』日本語版初版(春秋社)を刊行。
2005年 愛知県名古屋市に《志段味循環型モデル住宅》を完成。《三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller》(東京都三鷹市)を完成。
2007年 ギンズとの共著『死ぬのは法律違反です』刊行。
2008年 紺綬褒章受賞「荒川修作 60年代立体作品展:1961年夢土画廊個展出品作」(ギャラリー・アートアンリミテッド)荒川修作+マドリン・ギンズをめぐる第2回国際会議『三鷹天命反転住宅 ヘレン・ケラーのために』(水声社)刊行。《バイオスクリーブ・ハウス》を完成(ニューヨーク、イーストハンプトン)
        2009年 「The Third Mind: American Artists Contemplate Asia 1860-1989」(グッゲンハイム美術館・ニューヨーク)
2010年 荒川修作+マドリン・ギンズをめぐる第3回国際会議「死なないための葬送...荒川修作初期作品展」(国立国際美術館)「荒川修作+マドリン・ギンズ:天命反転プロジェクト」展(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館)5月19日ニューヨークの病院にて逝去。 旭日小綬章受章。映画「死なない子供、荒川修作」(監督:山岡信貴、製作:(株)ABRF)完成。