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姉咲たくみ

Takumi Anezaki

姉咲たくみ

姉咲たくみは小学4年の時、「スターウォーズ:エピーソード1」に影響を受け100ページもあるノートを買ってきて自身で創作したスターウォーズの世界を描いたという、映画好きな少年だった。
高校3年の頃には美術系の大学に進学することを決め、大学時代は建築を学びながら芸術に触れる。そして修士を出た後、晴れて作家活動を開始した。

建築のドローイングペンを使った細密画は、顔や建物や影や雲など、細部にわたり描き込まれる。一つの作品には一つの詩が与えられ、そこには架空の都市、あるいは未来に訪れるかもしれない地球の物語が広がる。近年、姉咲たくみは「超未来建築」と称した活動を行い、現在の科学では再現不可能な200年後、300年後を見越した「建築」にアプローチしている。

その作品は細かさゆえに10号で1ヶ月、30号で3ヶ月、50号で半年という制作時間を要す。新作が出来上がるまでに時間がかかるため希少価値も高く、荷と共にすぐ売り来れてしまう人気っぷりだ。お気に入りの作品が見つかったならば、必ず押さえておいたほうがよいだろう。

2013年、長岡造形大学大学院造形研究科修士課程建築学領域を修了。
同年に超未来建築研究スタジオ ANOMaRY Studioを設立。
現在は新潟を拠点に東京や海外でも活動の場を広げ、「超未来建築」の形態と物語についての制作と研究に取り組んでいる。