村上隆
Takashi Murakami
日本の現代アート界を切り開いてきた第一人者、村上隆。
自らの作品制作を行うかたわら、芸術イベント『GEISAI』プロジェクトのチェアマンを務め、アーティスト集団『カイカイ・キキ(Kaikai Kiki)』を主宰し、若手アーティストのプロデュースを行うなど、活発な活動を展開している。
日本アニメポップ的な作風の裏には、日本画の浮世絵や琳派の構成に影響されている部分も強く、日本画のフラット感、オタクの文脈とのリンクなど現代文化のキーワードが含まれている。
中でもアニメ、フィギュアなどいわゆるサブカルチャーであるオタク系の題材を用いた作品が有名である。
とにもかくにも、過去の日本人アーティストのオークションにおける最高落札価格記録を持つ。2008年にはマイロンサムカウボーイの立体作品が当時16億円で落札され、いまだに日本人として最も価格の高いアーティストである。
また、版画でも多くの作品を制作しているので、10万円~20万円といった価格でサイン入りの作品を購入することも可能である。
すでに価格は安定した状態にあり、日本人の代表的な作品としてコレクション上では重要な役割を果たしている。
1962, born in Tokyo, Japan