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森万里子

Mariko Mori

森万里子

90年代半ばに世界のアートシーンに登場してきた森万里子。
日本のポップカルチャーを強く意識し、自らが扮する近未来的な少女像の写真作品で注目を集める。
その後は、自然との融合や輪廻転生といったより深遠でスピリチュアルな主題へと移行していく。

1997年に第47回ベニス・ビエンナーレで優秀賞を受賞して国際的な評価を確立。2002年に東京都現代美術館、2005年ベニス・ビエンナーレで代表作「Wave UFO」が展示され好評を博した。
2007年より大規模な回顧展をヨーロッパ、ブラジル、ロンドン、ニューヨーク、豪州で開催。大型の立体作品や映像体験型のインスタレーションなどスケール感ある作品に定評があり、美術館だけでなくパブリックアートも手がける。

代表的なものに六本木ヒルズや宮古島の作品があり、最近では、リオ五輪開催に伴い、「the Veu da Noiva(花嫁のベール)」と呼ばれる 高さ約58メートルの滝の上に巨大なリングが恒常展示された。

2013年クリスティーズロンドンのオークションでは、「Wave UFO」 がおよそ600万円で落札された。常に第一線で活躍し続けるアーティストとしてその評価は揺るぎのないものとなっている。