新藤杏子
Kyoko Shindo
1982年生まれ。
彼女の描くモチーフは、想像上の「いきもの」である。
土の中の微生物や栄養分によって育ち、増え、また土に還り、新しい生命体へと繋がってゆく。その循環の中に私たちが生きているということを、作品と連結し、昇華しようと試みている。
その「いきもの」は一見かわいらしい子供のように見えるが、小説、マンガ、おとぎ話などの日本のサブカルチャーや、彼女自身の実体験を下に、現代におけるもののあり方、人とのかかわり、混沌とした思考を描き出しているのである。
シェル賞入選、GEISAI TAIWAN #2やYoung Artist Japan 2011などでは審査員特別賞を受賞。
近年では平面にこだわらず、様々な媒体を通して作品を制作。更なる飛躍に注目が集まる作家だ。
- [注目の作家特集]新進作家ピックアップ vol.2 新藤杏子 [注目の作家特集]新進作家ピックアップ vol.2 新藤杏子
- 新藤杏子 レジデンス in 上海 新藤杏子 レジデンス in 上海