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藤原康博は 個人的な記憶から集団的記憶、物語や童話からとられたモチーフを作品に落とし込みます。例えば美しい山。描かれたその山は、我々の郷愁を誘い、美しいものとして眼前に立ち現れるのですが、実は存在していません。どこかで見たようですが、どこでみたのか判然としない描かれた山や、人物など。存在と非存在という揺れ動く視覚と記憶のはざまで、絵画という不思議なものへの感動を体験させてくれます。また藤原は同様にオブジェも制作します。記憶や夢の貯蔵庫のような作品群は、また別の感覚を鑑賞者にもたらします。
藤原康博
Yasuhiro Fujiwara
water colour on paper