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「プラダ ブティック青山」の建築家、ヘルツォーク&デ・ムーロンの建物の写真を撮影していることでも知られているトーマス・ルフ。2003年に発表された最新シリーズ「基層」からの1点です。彼はまた、給水塔のシリーズで有名なドイツの写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャーの弟子の一人としても有名。アンドレアス・グルスキーなどと共に人気の高い作家です。
トーマス・ルフ
Thomas Ruff
デジタルプリント
1958年、ドイツ、ツェル・アム・ハーマーバッハ生まれ。ゲルハルト・リヒターやアンゼルム・キーファーを輩出したことで知られる名門、デュッセルドルフ美術アカデミーの出身。給水塔の写真で有名な、20世紀ドイツを代表する写真家ベルント&ヒラ・ベッヒャーの元で写真を学ぶ。これまでには大判カラーによる友人のポートレート、夜空の星、ヌードなどをテーマにした写真を発表。1982年以降、世界各地の美術館・ギャラリーで80回以上の個展を開催、美術館での作品コレクションも多い。トーマス・シュトルートやアンドレアス・グルスキーなどと並んで、ベッヒャー・シューレ(ベッヒャー派の意味)を代表する作家の1人。