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トーマス・ルフ

Thomas Ruff

トーマス・ルフ

現代ドイツ写真を代表するアーティストの一人。
アンドレアス・グルスキーらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」の一人として知られる。

写真というメディア自体を考察し、コンセプチュアルな写真表現で高い評価を得る。
初期に発表した2m超の巨大なポートレート作品で注目され、その後、建築、都市風景、ヌード、天体など様々なテーマで数多くのシリーズを発表。
インターネットから流用したイメージや古写真などを素材として用い、人間の知覚や現代の我々を取り巻く社会にさまざまな問題を提起する。

2001~04年にかけてヨーロッパを巡回する回顧展を開催。2012年には母国ドイツにて、さらに、2016年には東京国立近代美術館でも日本初の本格的な回顧展を開催。

現代ドイツ写真の代表格だけあってマーケットでも安定した人気を誇る。1000万円以上の値がつく作品も多く、今後もさらなる上昇が見込める。