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「音があり、形があり、力があり、色がある、言葉」 中国には吉祥文字を飾る風習があります。文字に由来する図を組み合わせ、埋め尽くすことでその文字を象る意味を知ることができるといいます。意味を知ることで、その文字に己の想いを乗せ、飾るという行動に移すことが可能となるのです。 本作は、最もめでたいと称される「五福(福・禄・寿・双喜・財)」を描いた曄田氏のシリーズの一作で、「財」。財は富貴を表します。由来する図案は、繁栄を象徴する金魚、神仙の食といわれる菊・桃になっています。
曄田依子
Yoriko Youda
和紙に水彩絵具、顔料
watercolor on paper
1980年愛媛県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒。2006年より創作活動開始。東京在住。 現代アジアに混在する華やかな伝統を現代の視線を取り混ぜて視覚化する。現代の獅子狛や登龍門になぞらえた金魚等の作品シリーズを定期的に発表し、国内外のアートフェアやグループ展で高い評価を受ける一方、書籍装画を多く手がけ児童文学の自著も上梓、コミックスの劇中画としてアートワークを提供するなど、ユニークな応用美術的アクティビティも展開中。その他、自己テーマと絵画の特質を活かし住吉大社へ獅子舞頭の意匠を奉納するなど、アートのソーシャルなあり方にも目を向けている。 東京ワンダーシード2008にて入選。Behance Portfolio Reviews #4('13年)にて最優秀賞受賞。【UncommonGrounds by Facebook(2018)】アーティストコラボ企画に選出。
When I create, I often explore the thema of "japanese motifs".By "japanese", I do not mean traditional japanese style.My "japanese" is to be understood as "Japan as seen through the eyes of the rest of the world".Let me introduce two of these "japanese motifs" that especially attracted myattention.