○ アイルランド人作家ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュが1872年に著した怪奇幻想文学でありホラー小説でもある 「Carmilla」に登場する女吸血鬼であるカーミラの愛する者に対する感傷を描いている。
吸血鬼は架空の生物であり、民話や伝承に多く登場する。
私は制作する際、民話や伝承に登場した生き物を描く事が多いが、生と死の狭間に存在するとされ創作のでしか生きていないこれらの存在に対し、自分自身の心の一番平坦で無の部分、純粋性を投影している。
また、単なる幻想世界と捉えて描いているのて゛はない。
個人的な内省世界にとと゛まることなく、今も昔も変わらない私たち人間か゛共
通して持つ愛の形や宗教観、死生観を描くことて゛、昔からなんら変わらない
現代を生きる私たち人間の存在の不可思議を問いかけている。