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東京の景色は再開発を繰り返す中で、巨大かつガラス張りの建築物が空間を埋めるようになった。東京中心部は国土の0.6%であるが、そこに日本の全人口の10分の1以上が働き生活しているという。そのような都市をカメラでキャプチャするために、自らもその建物の内側に入ってビルから俯瞰したり街を仰いだりする。一連の操作によって、奥行きを失い平面的に見えてくる都市の様相は、日常生活の中では意識されない光景である。そこには、都市の発展に巻き込まれる中で無自覚になってしまったその体系や制度が、いわば「都市のレイヤー」として映り込んでいる。
前田博雅
Hiromasa Maeda
映像(1ショット、ループ)。小型再生機接続済。使用電力:最大25W
Video(1shot, loop)
2018年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒。 2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 映像の時間軸と、その構図やライブ性など他のあらゆる要素との関係を探る制作を行う。特に映像が持つ密度、すなわち情報量に着目したイメージ創造を行う。 <主なグループ展> 2020 年 CANBIRTH (アート解放区GINZA)|銀座髙木ビル MEDIA PRACTICE 19-20|東京藝術大学 元町中華街校舎 2019 年 アート解放区DAIKANYAMA|TENOHA代官山 藝祭 2019|東京藝術大学 上野校舎 岸に立つ|横浜市民ギャラリーあざみ野 OPEN STUDIO 2019|東京藝術大学 元町中華街校舎 MEDIA PRACTICE 18-19|東京藝術大学 元町中華街校舎 2018 年 OPEN STUDIO 2018|東京藝術大学 元町中華街校舎 2017年度武蔵野美術大学卒業制作展|武蔵野美術大学 2017 年 映像は死んだのか|武蔵野美術大学課外センター