現代アジアに混在する華やかで艶やかな文化や伝統を、現代の視線を取り混ぜて視覚化した作品は、和紙に透明水彩で描かれたものや、装丁・挿画、立体作品、ファッションアイテムまで幅広い形態に展開されており、国内外で高い人気を誇る。
古代、信仰の為に日本に呼ばれ、獅子から犬へと身を転じた獅子狛をモチーフとした人気シリーズ「獅子狛」により、2014年に住吉大社(大阪)より御祓講獅子意匠預を委嘱され、獅子舞頭意匠や祭事に関わる物のアートディレクションを行うなどアート業界以外からもその作品力が注目を集めた。
1980年愛媛県生まれの曄田依子は、武蔵野美術大学油絵科卒業後の2006年より本格的に創作活動を開始したが、早くも2008年にワンダーシードにて入選し、2013年にはBehance Portfolio Reviews #4にて最優秀賞を受賞。
また個展、グループ展の開催やアートフェアに出品するなど、順調にキャリアを積んでいる。