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明るくて軽い色彩や質感に不思議と昔から惹かれます。自分の選んだ色彩や質感を組み合わせていくと、どこか遠くで普遍的な存在として漂っているような景色を感じることがあります。それらが浮かび上がった瞬間を逃さずに捕らえようと制作しています。
岡村一輝
Kazuki Okamura
キャンバスに油彩
Oil on canvas
2007年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2009年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画研究室修了 2022年 Independent Tokyo 2022 タグボート特別賞、小山登美夫審査員特別賞受賞 現在東京を拠点に活動中。 作品コンセプト 生物の幼生や幼体、植物の新芽や花などを描いている。成体になる前の柔らく曖昧なその段階は「これから」どのような形になるのかを想像させる存在でもある。また、絵を描く過程で発生する油絵具の滲みや掠れが、何かに見えそうと想像することも画面の「これから」を意識する行為である。何になるかわからない存在、あやふやな輪郭、絵具の変化、それらが絵画の中で浮遊し漂いながら、少しずつ形が浮かび上がってくる。そしてそれらが組み合わさり、ここではないどこか遠くの向こう側の景色になったとき、「これから」を想像させる絵画になるのではないかと思っている。
EDUCATION 2009 M.F.A. in Oil Painting, Tokyo University of the Arts 2007 B.F.A. in Oil Painting, Tokyo University of the Arts AWARD 2022 Independent Tokyo 2022 tagboat Special Prize, Tomio Koyama Special Jury Prize