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東京をはじめ日本の都市の景色は再開発を繰り返す中で、巨大かつガラス張りの建築物が空間を埋めるようになった。東京中心部は国土の0.6%であるが、そこに日本の全人口の 10 分の 1 以上が働き生活しているという。大小さまざまな建物が乱立して形作られた都市はカメラを通すことによって次第に奥行きを失い平面的に見えはじめ、それは日常生活の中では意識されない様相である。そこには、都市の発展とともに当たり前となったその体系や制度が、いわば「都市のレイヤー」として映り込んでいる。おぼろげにうつりゆく光景は一見合成された全くのフィクションにも思えるが、この世界に実在する光景であり、人々の行き交う様子はどこか安堵感さえ覚える。いまや眼前の世界よりもインターネットをはじめとした情報が現実を凌駕していく中、映像という視覚情報によって都市の確からしさ(あるいはおぼつかなさ)ーすなわち都市が上書きされる速度と人々の記憶の狭間ーを探索する。

The City Layered (Shibuya #11, Feb. 17th, 2023)

The City Layered (Shibuya #11, Feb. 17th, 2023)

Hiromasa Maeda

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 115,000
箱代/額装費Framing Price
¥ 0
消費税Tax
¥ 11,500
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 126,500
             

More Details

映像 (1ショット、ループ、フルHD)。モニター+小型再生機(接続済)。使用電力:最大25W

Video(1shot, loop, FHD)

証明書Certificate of Authenticity
タグボート発行証明書ありExist
サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2023年
サイズSize
17.8x 30.6 x4.0cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約5週間5-6weeks
特記事項Notices
5V2A ACアダプター同梱。
作品IDItem ID
69570

Profile

2018年 武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業
2020年 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了

映像が持つ時間軸やフレーム、スクリーン、情報量(解像度)、レイヤーなどから着想した制作を軸とする。
近年は都市をモチーフとした制作を中心に行う。現実と虚構の境が失せつつある中、都市空間における反射などの物理現象に着目しながら「アンリアルなリアル」が現れる状況を蒐集・制作することで、おぼつかない世界の危うさとおかしみを探求する。

主な出展歴
tagboat Art Fair(都立産業貿易センター浜松町館、東京、2021~2025)
マルチレベル・インターセクション(DDD ART、東京、2024)
Post Image(ASTER、石川、2022)
アート解放区GINZA(銀座髙木ビル、東京、2020)
MEDIA PRACTICE 19-20(東京藝術大学元町中華街校舎、2020)
岸に立つ(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2019)
平成29年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学、2018)
映像は死んだのか?(武蔵野美術大学課外センター、2017)

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