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シェイプドキャンバスを使用したオーバーラップ(Overlap)シリーズ レイヤーの積層による重なりという意味はもちろん、30年近く前に小学校のパソコン室でペイントツールとマウスで描いたガタガタの線の感動から、油絵で抽象画ばかり描いていた大学時代、可愛いキャラクターのようなモチーフを描いていた壁画制作、自分の制作なんて到底できないデザイン会社勤務時代など、それぞれの時代、カルチャー、スタイル、環境であくせくしていた自分がオーバーラップしながらできあがったシリーズ
海岸和輝
Kazuki Umigishi
アクリル、パネル
acrylic on panel
《経歴》 1984年 東京都出身 2008年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 《受賞》 2022年 Independent Tokyo 2022 準グランプリ 大学卒業後は壁画制作やデザイン会社勤務などを経験したのちフリーランスデザイナーとして生活 10年以上絵画からは距離を置いていたが2020年の新型コロナ流行をきっかけに絵画制作を再開 仕事で使い慣れているadobe Photoshopを使用してデジタルドローイングを行いながら 線を描いて消すという絵画の根本とも言える行為を作品化しようと研究している
〈Biography〉 1984 Born in Tokyo, Japan 2008 Graduated from Tokyo University of the Arts, Department of Painting 〈Awards〉 Independent Tokyo 2022 Semi-Grand Prix After graduating from college, I worked on murals and for a design company. For the last few years I've been a freelance graphic designer. I have not painted for over 10 years, I restarted painting in 2020, because the COVID-19 pandemic has given me time to reflect on my life. I am painting with acrylic paint based on digital drawing using adobe Photoshop which I use in my design work. I am researching the act of drawing and erasing lines to create a work of art.