③ ホワイトハッカー”QN-560”
彼は複数のソフトウェアを考案し、大学全体のセキュリティーを強化することに成功した秀才である。
休日に突如、ウラノスリーダーからの作戦指示を受け、手持ちのタブレットを駆使して相手に対して繰り返し反撃を試みる。しかし、相手側も頑強な防御を敷いているため、彼をもってしてもなかなか好機を見いだせないでいた。
10時間が経過してもなお、もどかしい一進一退の攻防が続いている…。
[ストーリー]
オゾン工科大学情報工学部の学生達で結成されたエンジニアチーム「ウラノス」。
彼らは、表向きはただのプログラミングサークルなのだが、実際は大学全体のネットワークを外敵から守るため、日夜サイバー空間をパトロールしているホワイトハッカー集団である。
ある日メンバーたちは、学部内のとある研究所のセキュリティ構造に何度も攻撃を仕掛けてくるハッキングに対処していたが、突如、見たこともないアラートが画面に現れた。
「 警告する。
我々に関わるな。
これ以上抵抗を続けると
君たちの大学全体のサーバーを
完全に制圧するだけでなく、
もっと大規模な障害を
誘発することになる。」
…彼らは知らずのうちに、得体の知れない、何か強大な力を持つ相手の領域に引きずり込まれてしまっていたのだ。
しかし、彼らは若さと正義感ゆえに、その相手に単独で戦いを挑んでしまった!
「あなたたちが何者なのか知らないが、私たちはひるまない。
私たちのセキュリティは何層もの構造になっていて、完全無欠だ!」
このメッセージを送信すると、しばらくして返信が来た。
「一斉攻撃を開始する。
24時間以内に降伏しなければ、
後悔することになるゾ。」
戦慄とともに、ウラノスの長く険しい一日が始まった…。