JavaScript を有効にしてご利用下さい.
私たちの生活は、あらゆる場面が記号によって管理されている。車や人の移動の流れの整理、あるいは位置する場所の明示など、疑う余地がないほどに図像をはじめとする記号は生活の隅々に行き渡っている。あらゆる物事がコードとして機能する現代、2次元と3次元の違いも交換可能となりゆく中で、質量を持つ物体が2次元平面の一部へと取り込まれうる状況を捉える。 本作では、実在する空間ながらも、均一なトーンによって描かれた色面のように見えてくる光景を捉えている。
前田博雅
Hiromasa Maeda
似た作品を依頼するとは?似た作品を依頼するとは?
写真/インクジェットプリント
Photo / Ink jet print
2018年 武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業 2020年 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了 映像が持つ時間軸やフレーム、スクリーン、情報量(解像度)、レイヤーなどから着想した制作を軸とする。 近年は都市をモチーフとした制作を中心に行う。現実と虚構の境が失せつつある中、都市空間における反射などの物理現象に着目しながら「アンリアルなリアル」が現れる状況を蒐集・制作することで、おぼつかない世界の危うさとおかしみを探求する。 主な出展歴 tagboat Art Fair(都立産業貿易センター浜松町館、東京、2021~2025) マルチレベル・インターセクション(DDD ART、東京、2024) Post Image(ASTER、石川、2022) アート解放区GINZA(銀座髙木ビル、東京、2020) MEDIA PRACTICE 19-20(東京藝術大学元町中華街校舎、2020) 岸に立つ(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2019) 平成29年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学、2018) 映像は死んだのか?(武蔵野美術大学課外センター、2017)