カートアイコン

EN / JP

知らないままで居ること、無知で居ることに合理性がある時、私たちはどのような態度でそれに向き合えば良いのでしょうか?

私にはその答えが解りませんでした。
その申し訳無さを、美しく描きたい。と考えて本作は制作されています。

私は今年、福島県の帰還困難区域と呼ばれた場所で、経済産業省が支援する地域経済政策推進事業「ハマカルアートプロジェクト」に参加しました。しかしその事業を知るまで、福島県の帰還困難区域の避難指示が一部解除され始めたことを知りませんでした。
私の父は原子力研究に関わっていたので、私は幼い頃に原子力に憧れていました。だからこそ、浜通り地区の今後について「私はそれを気にかけ続けなくてはいけない」と思っていた筈なのに、何故「知らなかった」ということが起きたのか、

言い訳と混乱のループの中で、私は絵を描くことにしました。

When there is rationality in not knowing or being ignorant, how should we face it?

I didn't know the answer.
I want to express that regret beautifully. This work was created with such thoughts in mind.

This year, I participated in the Hamakal Art Project, a regional economic policy promotion project run by the Ministry of Economy, Trade and Industry that targets areas where it is difficult to return due to the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. However, until I learned about this project, I did not know that evacuation orders were beginning to be lifted in some of the difficult-to-return areas of Fukushima Prefecture.
His father was involved in nuclear energy research, so he became interested in nuclear power from an early age. That's why I thought, ``I must continue to worry about the future of the difficult-to-return areas,'' but why did I end up saying ``I didn't know?''

In a loop of excuses and confusion, I decided to paint.

unsent memories (P12-2)

unsent memories (P12-2)

Shinji Mitsuzuka

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 72,000
箱代/額装費Framing Price
¥ 1,800
消費税Tax
¥ 7,380
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 81,180

More Details

パネル、キャンバス、アクリル絵の具、パステル、

panel, canvas, acrylic paint, pastel,

証明書Certificate of Authenticity
タグボート発行証明書ありExist
サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2024年
サイズSize
46x 61 x2.7cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約3週間4-5weeks
特記事項Notices
※額装費は合わせ箱代となります。
作品IDItem ID
73230

Profile

資本のルールの中に取り込まれた理性が、グローバリズムによる構造変化、複雑化した社会問題、デジタルイノベーションによる情報過多という状況を作り出し、私たちが依拠しなければならない筈の社会共同体という足場を狭めているのではないか、、
もしかすると社会は、私たちの置かれたその状況に対する「疑問」を認知させ にくいように、より狡猾にデザインされ続けているのではないか、そし て共同体を構成する私たちもまた、日常という概念の奥深くへ、「疑問」を 隠滅し、秘匿する共犯関係にあるのではないか、私はその疑いを「疑問の 疑問」、「META 疑問」と呼んでいる。
私はそのような「疑問」を元に作品を作っている。

東京藝術大学卒、同大大学院中退。2018年より作品発表を始める。

2018年 池袋アートギャザリング IAG AWARDS 2018 準IAG賞受賞
2018年 Independent Tokyo 2018 入賞 審査員特別賞受賞
2019年 スパイラル SICF20
2020年 公募展 UNKNOWN ASIA 2020 審査員賞受賞
2021年 神奈川県美術展 県議会議長賞受賞
2021年 スパイラル SICF22
2022年 岡本太郎現代芸術賞展 岡本敏子賞受賞

Recommend For You