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書道の美と技法を現代アートのなかへ新鮮な角度で吹き込む活動をしている、開田氏。墨汁と紙が引き起こす偶然性を援用しながら自らのイマジネーションを、作為と無作為のフュージョンという創造に結びつける、そんなゾクゾクする新しい「書」の魅力を盛んに発信しており、これまで「書」のジャンルに馴染みのなかった人々からも注目を集めています。 本作では、動作を繰り返す中で構築されていく線から強調するべき線を鉛筆で加筆しています。
開田智
Satoru Kaida
ボンド墨、鉛筆、和紙
bond sumi-ink, pencil, on Japanese paper
書家。富山県生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業後、インテリアコーディネーターを経て、2000年にアートワークスタジオを開設。書道を学び、公募展やグループ展などで作品を発表。2016年、書壇を離れ創作活動を始める。最近の展示に「小野澤弘一・開田智 二人展」(2021年、外苑前・モルゲンロート)など。「ART SHODO」シリーズをはじめ各種のグループ展へも積極的に参加。また様々な企業やショップをクライアントに、書を用いたデザインワークも展開中。2016年、国際交流展「ARTEX PARIS」にて奨励賞受賞。 作家HP : https://www.satorukaida.com