福津宣人
Nobuto Fukutsu
映像クリエーターとして活動した後、画家の領域へと移行し、グラフィックパターンを使った独自の絵画様式で注目を集める。
筆やペインティングナイフを使い、雪の結晶が生成されるように六角形の対角線を結びながら描く「パターンストローク」。
一見すると遠回りな描画法だが、光を纏う表層に立体的な効果をもたらし、モチーフの深さや強さといった本質を表現している。
その他、写真プリントをパンチ穴で分解し、模様を描くようにつなぎ合わせ再構成する「パターンコラー ジュ」シリーズも展開。
構築的な制作スタイルは、異分野との相性もよく建築家とのコラボレーションなども積極的に行う。
中国、タイ、スリランカなど各都市で開催された展覧会も好評で、今後も将来性が期待できる新進作家の一人だ。
