”Owl Light”は韓国に招聘され、制作されたシリーズ。日本で発表されたことはほとんどなく、大変貴重な作品です。青木野枝の彫刻作品がそのまま版画に反映されたようなイメージで、柔らかでシンプルながら、しっかりと存在を主張しています。エッチングで制作された本作品は、彫刻作品のクローズアップのようなイメ-ジで、90年代の青木の彫刻にある凛とした美しさがここに現れています。
青木野枝は80年代から精力的に発表を続ける彫刻家で、多くの美術館、企業などに作品が収蔵されています。鉄を素材として選び、その作品の多くが、高さが2メートルを越す大型のものでありながら、彫刻とともに周囲の空間と光が自由に揺れ動くかのようで、重力を感じさせません。大きな鉄板から細い線を切り出すように溶断し、それらを溶接して作られた形には、柔らかさやあたたかさがあふれています。#script tag escaped#flgDispRecommend=false;#script tag escaped#