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青木野枝

Noe Aoki

青木野枝

工業用の鉄板を円や丸など基本となるかたちに溶断し、それらをつなぎ合わせることで空間と一体化した彫刻作品を創り出す青木野枝。

鉄は、本来の重さや固さから解き放たれ、空気と光が自由に揺れ動くかのような軽やかさに満ち、「固まり」として理解されてきた彫刻に新たなスタイルを構築した。
青木は創作の初期から、生命やその働きに関心を持ち、とりわけ生命の源である自然を循環する水の姿を表現してきた。
1997年より、彫刻と並行して版画作品を発表。彫刻作品のもつ独特の空気感、エッセンスを感じさせる平面作品となっている。

国立国際美術館(大阪)、豊田市美術館、名古屋市美術館(愛知)など公立美術館などでの個展多数。公立美術館や企業のコレクションにも多くの作品が収蔵されている。
また、越後妻有大地の芸術祭の里や瀬戸内国際芸術祭などに参加し、地域の自然と一体化したインスタレーションでも注目されている。

2015年のSBIアートオークションでは、鉄とガラスの彫刻作品が115,000円で落札され、2014年にはコラージュの小品が57,500円で落札されている。
まずは、手頃な価格で購入できる平面作品で、その作品世界を楽しむことをおすすめしたい。